2016年10月26日

<嗚呼、「駅」 横川駅公衆便所>




以前にも書いたけど、
誠に尾篭な話であるが、
横川駅の公衆便所が大好きだ。

とても清潔感があって、
コンパクトで、可愛らしい。

当初、横川駅にアパートを借りるようになったのは、
何故か、この横川駅の公衆便所に一目惚れし、
恋をしてしまったのが要因だ。

とにかく、身近で、
一緒にいたいのだ。

それからは、うちへ帰るのに、
ちょっと遠回りになるのに、
理由もなく、朝、晩、この横川駅に来てしまう。

人ごみにまぎれて、
その輪の中に佇むように、
どこか孤独感を楽しんでいる。

ソステ、この横川駅の公衆便所は、
ワスのようなそんな孤独な青年!?を、
やさしく平等に見守ってくれている。


>>>夜8時過ぎ、天気予報外れで、
不慮なにわか雨に出くわし、
少しだけ濡れるハメになる。

ソステ今日も、
何故か、真っ直ぐ帰る気がせずに、
横川駅の長いすに腰掛ける。

ソウステ、おもむろに、
出したいわけでもないのに、

まるで、強引に捻り出すように、
横川駅の公衆便所に入る。

まるっきり、ワンちゃんのマーキングか何かで、
どこか子供じみて、ムキになっているように、
ここは、ワスの縄張りだみたいな風体である。

それから、しばし、駅の改札口近くで、
人の流れを、観るとはなしに、
ぼんやりと眺めている。

皆、それぞれに人生があり、
その人を待つ、家に帰っていく。

不思議なことに、
心がとても癒され、
落ち着いてくる。


<見覚えのあああある、
レインコーーーート・・・>

大好きな竹内まりやさんの名曲、
「駅」がリフレインする。

<黄昏の駅で、胸が震えた・・・>

嗚呼、今宵も更けて行く。
雨も止んだ。
「駅」を繰り返し、口ずさむ。

この歌だけは、ひとり、
どこで聴いても、どこで謳っても、
条件反射的に自然に涙が沁みてくる

「駅」→https://www.youtube.com/watch?v=vKpIqKq3-2s

JRの横川駅の前に、
広電の男前沈々電車が走る。

つい、突発的に、
飛び乗りたい衝動に駆られる。

(嗚呼、ひとり、黄昏てないで、
早く、うちに帰って、寝ろよ
明日も早いんだから・・・)

<・・・雨も止みかけたこの街に
ありふれた夜がやってくる・・・>

思う存分、涙を流して、
もう一度だけ、横川駅公衆便所に、
マーキングして、家路についた。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。