2016年10月18日

<嗚呼、走り続けることは、伝え続けることだから。>



新しい週の始まり、夜勤明け、
先の寒さが嘘のように、
ポカポカ陽気に包まれる。

いつものように流星号を走らせながら、
郷愁の横川駅に到着して、
哀愁の公衆便所で用を足す。

体は疲労の極致なれど、
このまま眠るのが惜しくて、
流星号を休ませ、

性懲りもなく、広電電車で、
始発の横川駅から、
終点の広島港を目指す。

何という解放感。
何という心地良さ。
何という高揚感。

自分にとっては、ちょっとしたプチ旅行気分で、
左右の目まぐるしい光景が、
沈殿した心の奥底に風穴をあけていく。

途中、広電本社前で、いったん降りる。
降車時につなぎの無料のチケットをもらい。
次に、広島港行きの電車に乗り換える。

広島市内だと全線160円で、
往復でも320円の超安値。

広島みなと公園と広島港で、
30分ほど、時を忘れて過ごし、
元きた広電電車で横川駅に向かう。

広電電車の開通は、大正元年に遡るという。
いうに110数年の歴史がある。

あの原爆投下の歴史的大惨事があって、、
わずか3日後に一部の区間で、
この広電電車が奇跡的に走ったという。

寝惚け眼に、何気なく、
広電電車内の広告が映る。

<走り続けることは、
伝え続けることだから。>

一瞬、全身を稲妻が貫いた。
何だか、天啓のごとく、
胸にグサっときた。


<走り続けることは、
伝え続けることだから。>

原爆の未曾有の塗炭の苦しみを経て、
広電電車が走り続けること、それ自体が、
人々の希望であり、心の灯火だったろう。

何かを語り繋いでいく尊さは、
まさに走り続けていく証であり、
途方もない覚悟、光、勇気に違いない。

暗中模索の中で、
心に響いた言葉。

走り続けることが、
それこそが力なり

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