2007年06月01日

「管仲」に絆されて

自分の気分が非常に湿っている時分に、
絶妙のタイミングで、

管仲(上・下巻)

宮城谷昌光著をイッキ読み、、、

中国史上、管仲の善政については、
多少の聞き覚えがありましたが、、、

それよりも故事成語としての、、、

管鮑の交わり

については、非常に心に残っています、、、

すなわち、、、

管仲鮑叔の友情を後世の人が称えて、、、
「利害によって変わることのない親密な交際」をなぞり、
後世の人は、管鮑の交わりと呼んでいます。

著者は、独自の解釈と奥行きのある史実観に基づき、
管仲鮑叔の交流を、まるで、目前で見聞きしてきたように、
その息遣いまで感じるように描写していく、、、

導入部から市井で不運にのた打ち回る管仲に、
あまりにも感情移入してしまい、、、

陰の管仲に対して、どこまでも潔く明るい陽の鮑叔が、
ずっと変わらず管仲を盛り立てていく下りは、
驚嘆に値する、、、

管仲はまさしく鮑叔あっての管仲に他ならない、、、

<スカス、逆も真なり、、、>

鮑叔も管仲がいて初めて、、、
その才能が大きく開花し、
中国史上の表舞台に結実していく、、、

<見所は、数え切れない、、、>

ただ、管鮑の交わりという、、、
友情の厚さにおいて表面上をなぞるのではなく、

冬の陰の時代、管仲が、
どう、考え、どう、対処したか、、、

それによって、春、夏の時代をどう迎えていくか、、、
ということが、立体的に読む者の精神を高揚させます。

結ばれるはずの絶世の美女「季燕」とのすれ違い、
ソステ、心躍る「梁娃」との宿縁、、、

この辺りの男女の機微が、
胸を締め付けられるように、いとおしい、、、

物語の終焉で、季燕と再会するくだりは、
全体の内容においては枝葉末節に過ぎませんが、
ハ〜、とため息をついてしまいました、、、

人は一生の間に天佑が何度あるか、、、
一度か、二度か、三度か、、、

その時期を活かすか、殺すか、、、
皆、それぞれの人生への対峙の仕方に関わってくる、、、

若旦那を経由しまして、、、
鎮守様の熱い魂の迸りであります、
この「管仲」を借り受けまして、

自分自身を嘆く前に、
己の「魂を磨く」ということに、
もっと心を開くべきであることを痛感させられました。

また、それは同時に、、、
裏メッセージに温かいアドバイスをお寄せ下さいました、
Y御姉様の言質にも奇しくも一致します、、、

遠く、中国は約2700年もの前の、、、
「春秋」の時代に生きた傑物の息吹が、
体温を伴って、ごくごく身近に感じました。

<今日から、新しい月の始まり、、、>

「管仲」の生き方の芳香分ぐらいは、、、
己を戒め、胆に銘じて、心機一転、、、
気分を新たにしていきたいと念じています。

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四日で50マン(笑)
Excerpt: オタクのドウテイキャラのフリして入ったら、やりまくりのもうけまくり(笑)
Weblog: 林田
Tracked: 2007-06-02 15:08
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