2007年01月26日

小説「楽毅」、「仁義」とは?!

ここ、2、3日、何かが胸に去来して、
どうにも落ち着かない、、、

まるで、魚の小骨が喉につかえたみたいに、
もどかしいような気分が拭えない、、、

<何か大事なことを忘れている、、、???>

それがここまで出掛かっているのに、
どうにも思い出せないでいる、、、


鎮守様がチェンマイ入りなされた。

タイミングよく、空港で鎮守様ご夫妻とご対面できた。

その折、鎮守様がある本を進呈下さいました。
4冊組みのなかなか骨太の小説である。

ワスは、自他共に認める活字中毒です。

ジャンルを問わず、そこに何某かの本があれば、
寝食を忘れて、それを読破しないことには、
何となく気分が落ち着かない。

過日、タイマス殿に30冊に及ぶ本を頂戴しました際も、
ただただ読みまくりました。

精読というよりは濫(乱)読になります。

速読術に興味があり、巷の実用書で賑わしている様に、
まさか、1冊1分というわけにはいきませんが、
1時間から2時間もあれば、読破します。

スカス、こたびの鎮守様より受領しました本は、
何やら趣きが違います、、、

壁にぶち当たり、己を見失いそうになっている段で、
一筋の光明になるような予感がありました。


通常であれば、勢いに乗じて、
徹夜でその4冊を読み上げるところです。

スカスのスカス、、、
この本は、暗にそれをさせない気品と、
静かな説得力に満ちていました、、、。

ある場面では、1ページに5分も10分もかけてしまい、
おもむろに目を瞑り、己の内面に問いかけるような、
そういう状況も一度や二度ではありません、、、


途中、気になる箇所や、心に沁みる言い回しに、
朱のアンダーラインを入れ、
行間に広がる大海原を夢想します。

中でも、292ページに書かれてあった一文に、
目が釘付けになりました。

「仁義」


について触れております。

決して切った張ったの世界の言葉ではありません、、、

「仁義」とは、、、

「自分の近いところにおよぼす愛が仁であれば、
遠いところにおよぼす愛が義である、、、」


その二つのどちらがなくても、、、
人として成り立たない、、、


そう云ったのは孟子であるとか、、、

真理です!

何がワスの心の琴線に触れたのであろうか、、、

何かがス〜っと乾いた心に沁みてきた、、、

今、ワスはつまらないことにクヨクヨと悩み、
ああでもない、こうでもない、、、と、
袋小路の中を行きつ戻りつしているようなものである。

己の体面のことばかり慮り、
相手のことに考えが及ぶ心の余裕が、
微塵もなかったような気がする。

<家族や大切な恩師や友達、、、>


無意識的にも、
彼の人たちの気持ちを踏みにじり、
蔑ろにしてはいなかったか、、、

換言すれば、、、
今のワスは、仁も義も忘れた男として、
人の道に大きく逸脱してはいなかったか、、、

立ち止まる<勇気>、、、
一歩進み出る<覇気>、、、

断る<根気>、、、
すべてを受け入れる<活気>、、、

「仁義」を通じて、
自然体に<元気>を体現していければいい、、、


一冊を読み終える頃、
ようやく、夜が白々と明けてきた、、、

タイトルは、宮城谷昌光著新潮文庫、、、


「楽毅」全四巻

ただただ、道に迷って、
イタズラに心を停滞させるのは愚であろう、、、。

また、決して大上段に構えるのでもないけれど、

人生や仕事のうえでの困難は、
仁と義の心を持ち続ける限り、
必ずやその解決の糸口は見つかるはずである、、、

何より大切なのは、
文字通り、仁義に想いが至る、
そんな心のゆとりを有していることに他なりません、、、


そこで、そうした思考の間隙を縫って、
この2、3日思い出せないことが、
恥ずかしながらようやく心の中に湧き上がってきたんです、、、

<ウウ〜、鎮守様に、
ある人からのお預かり物がありました!?!>


まさに、言い訳ができない、、、
天然ボケでございます。

鎮守様にお会いしたら、真っ先にお手渡しするものを、、、
ずっと、仏壇にお供えしたまま、
完全に忘れておりました。

ワスは、人と人との繋がりの中で、
いくら心のゆとりを失くしていたとはいえ、
すっかり「仁義」を欠いていた次第です。

<大御所様、女神様、、、
申し訳ございません!>


<鎮守様、、、お預かり物、、、
一両日中にもお手渡し致しますよ!>



「仁義」とは、
人と人とを繋ぐ大事な心の道標(みちしるべ)

己の不完全さを悟り、
人に教えを請う謙虚さを持ち得、

人生をあるがままに受け止める、
こだわりのない心の器量、、、


今のワスに一番欠けている要素にございます。
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