2012年03月27日

「嗚呼、2012年4月タイ改定最低賃金法施行!?」




タイ政府は、2011年11月の閣議において、
タイにおける一日あたりの最低賃金が大幅に改められ、

まずは、首都バンコクと、
その周辺(サムトプラカン、パトムタニ、サムトサコン、ナコンパトム、ノンタブリ)
さらにはプーケットの7都県で、300Bに引き上げられることになった。


それに伴い、残りの70県に関しては、
現水準の39.5%アップになる。


本来であれば、年が明けた1月1日よりの予定であったが、
先の未曾有の大洪水の影響を鑑みて、
上記の施行が4月1日に先送りされた。


ここまでは、事実として、漠然と耳にしていたが、
そんな内容は、絵に描いた餅で、
おそらく、なし崩し的に雲散霧消するだろうと高をくくっていた。



スカス、、、



4月まで1週間を切った25日(日)、
チェンマイ内の各事業主がメーピンホテルに呼び出され、

政府筋より先の内容を詳細に説明を要し、
紛うことなく、4月1日より、
有無を言わさず、最低賃金が大幅に改正されるとの由。


<完全に頭が白くなった・・・>


現況では、ここ、チェンマイの最低賃金は180Bであるが、
これが、4月1日より、一律、251Bになるというのだ。


スカモ、、、

こちらチェンマイでも他の70県同様、
その8ヵ月後、来年の1月1日より、
例外なく、300Bに引き上げられると云う???


確かに、現場の従業員にとっては、
非常に喜ばしい政策であるかもしれないが、
会社、事業、その本体が被る負担は、測り知れない。


単純に、工賃などの経費が、
現況から40%、
ソステ間髪置かずに20%追随して上昇することになる。


これは、ハンパじゃない上昇率だ。

まさに企業の死活問題に迫ってくる。



実際、1月、2月、それから3月に入っても、
何の公の告示もなく、どこかで、安閑と構えていたのが、
まさにドカンと爆発、いきなり尻に火がついてしまった。

ちなみに、ここチェンマイでも、
労働者の一日あたりの最低賃金は、
過去、ゆるやかではあるが、確実に上昇していた。


チェンモードを立ち上げた時期に遡り、
これまでのチェンマイの最低賃金の記録をチェックしてみると、、、


☆2005年1月→149B/日
☆2005年8月→153B/日
☆2006年1月→155B/日
☆2007年1月→159B/日
☆2008年6月→168B/日
☆2010年1月→171B/日
☆2011年1月→180B/日


1年前後でのそれぞれの上げ幅に着目すると、、、
せいぜいのところが、

→4B→2B→4B→9B→3B→9B・・・と、
10Bを超えない範囲で推移していた。


それがですよ???

2012年4月1日において、
チェンマイの一日あたりの最低賃金が、
180Bから251Bと、イッキに71Bも上昇するんです。

信じられますか???



北タイでは、チェンマイ近郊のチェンライやランプーンなどでも、
若干の低度の差はあるけれど、
いずれにしても、来年1月からは、軒並み300Bで統一される。


毎年、賃金アップのタイの法律強制に対応するだけでも、
けっこう、慌てふためいていたけれど、
今回の場合は、あまりにも程度が違いすぎる。


根本的におかしいのが、

これまでも10年、20年仕事に就いて、
それぞれの技術に秀でているスタッフと、
全く未経験でド素人の新人スタッフも、同レベルで扱われることだ。

あるいは、底辺が、251Bと設定されているなら、
どうしても古参の技術者のスタッフには、
企業側がプラスアルファを与えないと納得しないだろう。

ますます、その企業自身の首を絞めることになる。



また、その最低賃金の解釈も、
食費、交通費、勤労手当て等々、その他を含めて、
その価格帯に達すればいいと一部で云われているけれど、

いずれにしても、個々の企業に属するスタッフが、
その対応に準じることを認めて合意しないといけないので、
非常に難しい問題を内包していることになる。


さらに、これだけ大幅に工賃が上がるとなると、
当然、製品の価格上昇は免れないし、
世界的レベルで、タイの経済的競争力を圧迫するはずだ。


情けないかな、、、
我がチェンモードも、年が明けて、
20名から40名と大きく人員を増やしてきた。

それらが皆、人件費の大幅アップを、
待ったなし、、、
無条件で余儀なくされる。


嗚呼・・・


弱音をブチかましてしまうけれど、
正直、どのように対応していいのか、
暗中模索状態である。




後、数日で、4月になる。
ソステ、タイ政府の大義の元に、
最低賃金法が、間違いなく施行される。


大企業はともかく、、、!?
数十人単位で従業員を抱える大多数の中小企業の面々は、
一体、どのように対応していくのだろう???


絶対に、このままスンナリと、
事が収まるはずがない。




今は、大海原の荒波の中で、
指針もなくちっちゃな小船を、
独り、手だけで漕いでいるような心境である。



嗚呼・・・
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