2006年09月26日

カレン族の村、シルバー工房を訪ねて、、、



25日は、お取引先のYさんの前々からの要望で、
ランプーンのリー郡にあるカレン族の村
シルバー工房まで踏破しました。

事前のリサーチで、その村と取引している方の話では、
片道4時間かかるということであり、
地理に不案内のワスは、家人のヘルプを求めた。

家人は、いろいろ親類縁者に電話をしまくり、
だいたいの土地勘を得ると、、、
2時間ぐらいでいけるのではないかと、、、踏む。

スカス、その道程は本当に遠かった。


朝、9時前、YさんをSホテルにお迎えし、
急ぎ、出発、、、

ワスの方は、夕刻、スタッフの身内の葬式があるので、
どうしても6時ぐらいまでには、
チェンマイ近郊まで戻らねばならない。

今回、カレン族村シルバー工房探訪は、
Yさんのたってのご希望であり、

買い付けのためではなく、
その作業工程を写真に収めたり、
現場の人の話を聞くことにあった。

ワスとしては、タイ語であれば、
コミュニケーションに困らないが、
カレン語なり北タイ語になると全くお手上げで、、、

また、一度、バンコクまで運転したことはあるけれど、
途中で道に迷うとアウトでもあり、
ここは無理にでも家人のヘルプを必要とした。

ずっと体調不良だった家人も、
その前々日、瞑想寺へ一緒に伺い、

清めの水の儀式をしてもらって、
すっかり体調がよくなった。

(これについても後日レポートできましたら、、、)

まずはチェンマイハンドンロードをひたすら南へ、
ドイインタノンの方角に向けて走ります。

オンボロ車ではあるけれど、
家人はまるで親の敵のように、
平地では軽く時速100km以上で吹っ飛ばしてます。

一時間ほど走って、途中、左へ折れ、、、
狭い道をクネクネ揺れていきます。
スピードがガクンと落ちます。

ワスはというと、
5分おきに寝たり醒めたり、、、
けっこう瞬間的に爆睡していたのでしょう。

乗り物の中だと、他に何もできないので、
覚悟して、心置きなく眠れるのかもしれません、、、

途中少し迷いもしたけれど、
大きな門構えを抜けて、前後に大きな坂道を経ると、
そこら一帯が、カレン族の村だという、、、

チラチラとカレン族独特の民族衣装を着た娘さんに出会う。

Yさんの目的は刺繍でも生地でもなく、
今回はシルバー細工の作業工程オンリー。

それらしい民家を発見、、、
けっこうモダンな造りをしている。

中で、コツコツとトンカチを叩く音が、
絶え間なく響いてくる。

カレン族と云われながら、
そのアイデンティティーは維持しながらも、
しっかりとタイの村に同化し融合している。

この日は、貝殻風の銀細工を、
総勢男女併せて15人程で作業をしていた。

仕切っているのは、
ちょうど、自分自身の衣服を機織していた、
Sさん、28歳、、、なかなかのやり手である。

Karen 010.jpg
器用に綺麗な模様を織り込んでいく

Yさんは何度も写真を撮りながら、
素朴な質問をぶつけてくる。

それをワスが家人に話し、家人が尋ね、
答えはまた逆の手順でコミュを取る。

いろいろ興味深いことがわかった。

彼ら彼女らの日給は、一日あたり僅かに50B、、、
これは国で定められた労働基準法に大きく違反している。
(チェンマイだと最低賃金一日あたり150B前後)

ただ、それでも彼女らとしても、
現金収入のない産業構造の中で、
喜んでその待遇に従っている。

Karen 014.jpg
シルバーの素材

二つの貝殻シルバーを、火を使って、
ハンダのようなもので器用に重ね合わせていく。

トンカチで無造作に叩いているようでも、
表面に微妙な光沢と幾重にも面を形成していく。

Karen 023.jpg
主にカレン族の既婚女性たちが黙々と作業に打ち込む!

見ていてなかなかに飽きない。

日頃、全く縁のない珍しい、そういった光景が、
実に新鮮で心惹かれました。

びっちり2時間は滞在して、
何とかYさんにもご満足して頂けたようなので、
こちらもホッとして帰途につきます。

途中、ミャンマー様式の有名な寺院、、、
<プラマハータートヂェーディーシーウィアングチャイ
を訪ね、境内を一周した。

Karen 030.jpg
ヂェーディーシーウィアングチャイ

そこだけ、全く別空間のような癒しの場であった。

復路は往路以上に飛ばしたけれど、
途中、ちょこっと渋滞にぶつかり、
3時間半ばかりを要した。

不思議な体験ではあった。

ワスはというと、ここ1ヶ月の間で、
こんなに眠ったことはないというほど、
何度も深く熟睡し、覚醒しました。

Yさんと家人のおかげで、
非日常の生活体験ができたような気がする。

そのカレン族の村には電話線はなかった。
スカス、オーナーのSさんはしっかりと携帯を持っていた。

昔ながらの山岳民族としての伝統を踏襲しながらも、
新しい文化的生活もしっかり受け入れている、
人間的な逞しささえ目の当たりにしたような気がする。

カレン族の村、、、
いろいろ各地に点在しているのでしょうが、、、
本当に遠い遠い所に確かに一部存在しておりました。

この記事へのコメント
タイ政府としては、小数民族、山岳民族をタイ人化しようとしている気がしますが、やはり彼らはいくらタイ人になっても、独自のアイデンティティーを保ち続けると思います。
Posted by アッサニー at 2006年09月28日 09:48
☆会長、、、
全くその通りだと思います!
彼らには彼らの伝統やしきたりがあり、
それらは、彼らの独自のアイデンティティーなのでしょう。
誰もそれを非難したり侵したりはできないはずです!
Posted by タイフリーク at 2006年09月28日 14:58
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