2006年06月12日

「断食」、かくも妖しく切ない響き!



アメリカ、日本へと旅立ち、タイに戻ってきてから、
ここチェンマイの暑さがひとしお沁みます。

<身体がどうかしちゃったのかなー>と危ぶむほど、
チェンマイの暑さ、湿度が敏感に感じられるのです。

気持ちばかり先走りして、そのくせ、動作が緩慢になり、
想いと裏腹に、無気力感が漂います。

<ちょっと、やばいかなー>と薄々は感じておりました。

この原因の大半は、3週間弱のタイ出国で、
急激に大幅に体重が増えたことに起因するのでしょう!

何度も繰り返しますが、
タイ出国前に、23日かけて、体重を13kgばかり絞込み、
すっかり身体が軽くなって気持ちに張りがでてきました。

それが、わずかの間に元の木阿弥。
下手したら、以前よりもデブっている可能性もあります。

<また、この手しかないか、、、>
とふと「断食」の2文字が浮かびました。

そんな心の葛藤があったとき、
敬愛する「TOBIZARU」のチェキさんのネットの書き込みで、
そのものズバリ、「断食」について触れてられました。



「断食」、、、

食を断つ、、、何とも切ない響きがあります。

ワスも、「断食」については、いろいろ、、、
嬉しいような痛いような苦いような複雑な思い出があります。

初めて断食を経験したのは、
18歳の大学受験前後の2月から3月にかけて、、、

名古屋の某断食道場に泊り込みで、
減食、本断食、復食と合わせて、都合45日ぐらい試みた。
(当時、1泊あたり5000円取られたので、いい値段!)

この辺が何ともうろ覚えになるのだが、、、
(断食の最中の精神状態は極めて異常で、
頭がトリップしたような感じになってます、、、)

おそらく、減食10日、断食25日、復食10日
こんな段取りではなかったろうか?

減食中は、水の代わりにオレンジジュースと、
何分粥というように徐々に水っぽいお粥を、
ほんのちょっぴり、それを何度も何度も咀嚼して頂きます。

復食は、その逆に徐々に粥の量を増やしていきます。

そして、本断食中は、文字通り、一切の食を断ち、
特別の水のみ調整して飲みます。

ワスが、断食を試みた理由は、大きく分けて3つ。

1.偏食を治す。
2.性格を変える。
3.ガン予防。


これらについて書き出すと実に長くなるのだが、簡単に記すと、

1については、当時自分の偏食は異常で、
肉類、魚類がほとんど食べられなかった。

2については、非常に怒りっぽくいつもイライラし通しで、
人との協調性が全くなかった。

3については、親父を肝臓ガンで亡くしており、

当時読んだ書物で、
1週間以上の断食経験者は消化器系統のガンにかからない、
2週間以上の断食経験者はその他一切のガンにかからない、、、

ということをすっかり信じてしまったことによる。

いずれにしても、断食のおかげで、
食べ物の好き嫌いは一切なくなったし、
性格は極めて丸く(?!)なったと断言できます。

ただ、断食の落とし穴というか、その妖しい罠は、
断食が成功してからにあるように思えます。

通常は、断食日数の2倍の日数をかけて減食し、
3倍の日数をかけて復食しなければいけないとされてます。

その伝でいけば、自分の最初の断食時では、
最低50日の減食期間と75日の復食期間が必要であったはず。

やはり、無理がありました。

当時、断食中は55kgの体重が30kgを割り込み、骨と皮になり、
断食後は急激に体重増加が爆発し、
3ヶ月間に軽く90kgの大台を超えました。

その間に身体の細胞を襲った環境の変化は、
決して生半可ではなかったはずで、体に良いわけはありません。

そうして、その後1年ぐらいかけて、
ようやく元の体重に戻りましたが、
あの時の、何とも不可思議な感覚は今もおぞましく記憶にあります。

あれから、ン十年、、、

性懲りもなく、一人で、忘れた頃に思い出したように、、、
最短では1日から最長で2週間の断食を、
それこそ数え切れないほど試みましたが、、、

その都度痛感するのは、
<ああ、「復食」の難しさよ、、、>ということである。

断食中は悟りの境地に達したような、
ある種、何とも説明しがたい麻薬のような快感があるのだが、
それから、元の状態に戻る際の戸惑いと苦痛。

どんな意思の強い人でも、復食期間の最中に、
一定量の食事でどうしても抑えきれず暴走してしまうのである。

ただ、腸にこびりついた黒い墨のような宿便が出たときの快感は、
何とも形容しがたいエクスタシーを伴う。

それを体感したいがために、ワスも、
何度も断食を試みるのかもしれないが、、、

いずれにしても、
「断食」には、功罪相見違い、
いい面と過酷な面とが両方コインの表と裏のように共存する。

「断食」という語感には、かくも妖しく切ない響きがある。

<チェキさんも、断食にはくれぐれもご注意なされて下さい!
遠く、チェンマイの地からその経緯を念じております!>

この記事へのコメント
食べ物に対する欲求を制御するのは非常に難しいですよね
断食ともなれば、反動もそれだけ大きいでしょうし、体にとって対応しきれないことも出てくるでしょう
しかも、きちっとした指導のもとでなければ危ないこともあるようですよね??
やはり、バランス良く腹八分目がいいんでしょうね!!
これが一番難しいんですけど。。。
Posted by freedom at 2006年06月12日 17:50
「断食」は、本当に切ないです。
正直のところ、今の自分の一番の楽しみは、
美味しいものを食べることぐらいですからね。
確かに、暴飲暴食を慎み、バランス良く、
腹八分目、これに尽きるんでしょう!
Posted by タイフリーク at 2006年06月13日 07:38
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