2006年04月12日

「ラチャパット大学」合同卒業式始末記、、



4月11日は、北タイのラチャパット大学卒業式典が、
チェンマイ大学コンベンションセンターにて挙行された。


この日は朝から大変だった。

UBC(NHKを含む衛星放送)を支払いに旧市街に出ると、
お堀の周りで、すでに、お約束の水掛けが始まっている。

水掛け
堀の周りでは、皆、ずぶ濡れになっていた

マスターズが始まり、4日間に亘り、完全徹夜の影響で、
体がバラバラになってしまいそうなここ数日、
家人の問いかけにも上の空で答えていたが、
何とこの日、家人の可愛い甥っ子の大学卒業式だという。

甥っ子は、家人の7人兄弟姉妹の上から2番目の兄の息子で、
大学進学に関してもいろいろ家庭の経済的問題もあったが、
勤勉に努力に努力を重ね、ようやくこの日を迎えられた。

元々は、チェンマイ地元のテクニカルカレッジで、
(環境)工学部に1番で合格し、奨学金をもらい、
3年次にこのラチャパットの教育学部に編入できた。

この日集まったラチャパット大学の卒業生たちは、
北タイだけで少なくとも8つの学舎からの合同式典となった。

ラチャパットは国立の教育大学であるので、
それぞれの地域に密着して地方に分散している。

この日、目に付いた県をあげていくと、、、、

1.チェンマイ県
2.チェンラーイ県
3.ペチャブン県
4.ガムペーンペット県
5.ナコーンサワーン県
6.ピブンソンクラーム県
7.ウットラディット県
8.ランパーン県  
    などなど

これには、焦りました。
自分も経験しているのでよくわかるのですが、
タイの大学の卒業式は、狂気の一大イベントで、
待つ身になると、これほどの拷問を強いられることはない。

しかも、この真昼は40度を越えようかという炎天下の中、
チェンマイ大学の卒業式会場に向かいました。

この周りは、渋滞も渋滞で、
車を駐車するスペースなどありゃしない。

聞けば、地方から式典に出席される当事者のご家族たちは、
前日から敷地内周辺にに泊り込みで座り込んでいる。

我々は、午後3時ごろ、コンベンションセンターに到着したが、
そのあまりにも無法地帯と化した人の波に眩暈を覚えた。

人の山
周り中、人、人、人の山だかり



甥っ子のノイちゃんの親御さんや親類たちも、
朝からずっと待機しているという。
少なくとも20人ぐらいで大挙してランプーンから来ていた。

敷地内では、この人の山を当て込んだ出店の屋台よろしく、
ありとあらゆるものが、てんこ盛りで売られている。

花
 50〜100Bぐらいで、色とりどりの花束も売られている

さて、この暑さで、この無数の難民のような人の渦の中で、
正直、後、どれだけ待てばいいのか見当もつかなかった。

ワスなどは、まだ来たばかりであるのに、
体中の毛穴という毛穴が全開したような汗まみれ。

これも諦めの境地の中、2時間ほど待ちながら、ようやく、
第一陣目の怒涛の卒業生たちがセンターから吐き出されてきた。

卒業生たち
この中からノイちゃんを探し出すのがさあ大変

彼を探し出すのにしっかり1時間はかかりましたよ。
(タイ人は、こういう時間をけっこう楽しんでいる。
ワスは、全然ダメ、いまだに受け入れられない。)

それからは、これも最近のタイでのこうした式典でのお約束で、
デジタルカメラでひたすら写真を撮りまくりました。
というか、撮らされたといった方がいいでしょう。

従兄弟たち
ノイちゃんと一部の従兄弟たちでの記念写真

50枚ぐらいは、デジタルカメラに収め、
それからがまたさあ大変。

これもほとんどお約束で、
卒業生とこの日集まった家族、一族郎党、友人を囲んで、
どこか雰囲気のいいレストランで食事と相成ります。

下世話の話で誠に申し訳ないけれど、
タイ人はあまり割りカンという習慣がありません。

こういうとき、タイ人のバランス感覚で、
支払いは誰かということが暗黙のうちに了解される。

そしてまずもって一部のハイソな家庭と違い、
一般タイ人では、年を召されるほどにお金がない。
(これが、日本と決定的に違う社会構造です。)

この日集まった子供たちを除いた20人ばかりの親類たちは、
ほとんどお金がなさそうである。

そして、なおつらいところが、
この日の肝心のノイちゃんのご両親はもっとお金がない。

そうなると、行き着く先は、この親類縁者の中では、
末端末席に位置するこのワスが、
何となく場の雰囲気で支払うことになる。

<頭の中では、今は亡き寅さんの哀切のメロディーが、
後から後から、流れ続けている、、、、>

元へ、、、

結局、若者たちの要望で、ハンドン郊外にある、
ちょっと洒落たオープンガーデンレストランの、
カラオケルームを一室貸切で、パーティーが始まった。

看板パーティー
パーウィアングキヤングドーイレストラン

広々としたテーブルが並び、
大人組、子供組、ノイちゃんの友人組に分かれて座り、
合計40人ぐらいの大所帯となった。

<ああ、、寅さんのメロディーが、、、>

大人たち
家人の親類縁者たち

子供たち
一ヶ所にじっとしておれない甥っ子、姪っ子たち

友達たち
甥っ子の可愛らしい友人たち

しかし、もうこうなるとおじさんは、すっかり覚悟を決めて、
ビールから始まり、タイ産ウイスキーをひたすら煽りました。

<迷ったら、GOですよ!>

しばらくは、場が硬いのも束の間、
アルコールが回るほどに、いかめしい親類連中も無礼講で、
飲めや歌えやの大騒ぎ。収集がつきません。

夜中の12時を回ってもまだ終わりそうな気配がない。
頭がアルコール漬けで意識が朦朧となりつつ、、、、

午前1時にさしかかったところで、
知らないうちに一人抜け、二人抜け、
そして請求書は、しっかりこちらの手元へ、、、

目が点になりました、、、。押して忍ぶ。押忍。

最後は、ノイちゃんが心からこちらに感謝の言葉をもらい、
それだけが救いといえば救いではありました。

この異国の地で、いろいろな体験をさせていただいておりますが、
大学の卒業式は、おそらくは結婚式と並んで、
人生の最大のハイライト。

酔っ払った虚ろな瞼で周りを見渡せば、
こんな夜更けにも拘わらず、
無邪気に戯れる甥っ子、姪っ子たち、、、。

ふと、我に返り、正気に戻りました。

<あー、この子たちもいずれ成長し、
順番に大学に入り、
そして、結婚していくんだなあ、、、>


ものすごい家族、親族の絆です。

その絆の中にどっぷりと抱えられ、結わえられ、
これからもこのタイ社会で生きていかねばなりません。

とまれ、

<ノイちゃん、
大学卒業、心からおめでとう!!!>


この記事へのコメント
おめでとうございます。
そして、頑張れ
また、タイフリークさん頑張って下さいね。
Posted by プンプイ at 2006年06月18日 12:17
プンプイ殿
だいぶん以前の記事に遡って、
温かいメッセージをありがとうございます。
こちらこそ、どうぞヨロシク!
Posted by タイフリーク at 2006年06月18日 14:07
プンプイ殿
だいぶん以前の記事に遡って、
温かいメッセージをどうもありがとうございます。
これからもどうぞヨロシク!
Posted by タイフリーク at 2006年06月18日 14:11
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