2006年03月09日

ああ、親父様、お袋様 in クルアチャプルー



ワスの父親は、ものごごろついたときに、亡くなっている。

今、亡くなった父親の年齢を超え、
いかに自分が幼いかを痛切に感じている。

我が愛しきお袋さんは、広島で一人暮らしをしている。
すぐ近くに妹夫婦がいるので、
一人暮らしといっても、いろいろと忙しいらしい。

自分はといえば、
年に2度、すなわちお正月と彼女の誕生日に
ここタイから、形だけの挨拶コールをするだけだ。
なんて親不孝なんだろう。

お袋さんが気にならないと云えば嘘になる。
いや、時に恋しくて恋しくて仕方ないことがよくある。
しかし、どうしようもない。

今、チェンマイでは、熟年のご夫婦、
年齢にして、50代、60代、70代のカップルの方が、
日本を後にして、数多く、
こちらでお暮らしになられているのが目につくようになった。

ご主人の方は、総じて日中はゴルフに勤しみ、
奥方は、のんびりされているといったケースが多い。
あるいは、ご夫婦でゴルフを楽しんでられる方も少なくない。

いずれにしても、そういった仲のいいご夫婦を目にすると、
羨ましいなあ、と感じると同時に、
ふっと、自分の父親像と母親像とダブらせてしまう。

チェンマイに住んでいて、
いろいろなカップルでこちらにお住まいの方と
多く知り合うようになった。

皆、いろいろ工夫され、
それぞれのチェンマイライフを、
エンジョイされているように見受けられる。

そんな、素敵なご夫婦像に、
やはり知らず知らずのうちに、
自分の親の面影を重ね合わせている。

そんな折、
自分が親父様、お袋様と呼んで親しくさせていただいている
ご夫婦が、1昨日チェンマイにいらっしゃった。


お二人とは知り合って、まだ、2年経たない。
けれど、最初にお会いした時から、
何となく引きつけられるものがあった。

お二人は、ご結婚されて36年。
お子さんもすでに独立され、
チェンマイには年に3−4回来られる。

どこへ行くにも一緒。
いわゆる鴛鴦(おしどり)夫婦というのは、
こういうご夫婦のことをいうのだと微笑ましくなる。

ご主人は、ご多分に漏れず、ゴルフがお好きで、
奥方は、たいそう美人で美食家であり、
とりわけ、タイ料理にもご執心。

だいたいチェンマイへは、1週間弱の滞在であるけれど、
時には、拙宅へも来ていただき、
ビールで口を潤し
(この時だけはワスもついつい度が過ぎてしまう)、
ゴルフもご一緒させていただくこともある。

いつ頃からか、失礼にも
お二人のことを、親父様、お袋様とお呼びするようになった。
本来なら、まだまだお若いお二人ではあるけれど、
自分にとっては最上級の敬意と恋慕を込めて、
そう、お呼びさせていただいている。

ただ、残念なことに、不思議と、
お二人がチェンマイにいらしゃるときに限って、
他のお客さんやどうしても抜けられない用事などと重なり、
お会いしたりできる時間が限られたりする。

門1
ようやく昨晩、お二人とご一緒する時間がもてた。

門2
ピン河沿いの クルアチャプルーという老舗のタイレストラン。

門3
(ガーデン先に、無数のパットパットゴルフがある所で有名だ。)


門4
日が沈み、お二人と差し向かいでタイ産ビールを傾けるとき、
無上の喜びを感じます。
我々と知り合いのタイ人女性も加わり、
タイ料理に舌鼓を打った。

この日は、とりわけ、辛目の北タイ料理に挑戦しようと、
ますます、ビールのピッチがあがる。
さらには、蛙の唐揚げも実にうまかった。

真っ正直な親父様と、
いつもニコニコ優雅に微笑んでおられるお袋様と
不肖、風来坊の自分が、チェンマイの地で、
こうして同じ席上、同じ空間を共有しているのが、
不思議な安らぎを覚えてならない。

ビールからいつの間にか、
親父様の持参された昔懐かしブラックニッカが、
瞬く間に空いてしまった。

親父様と乾杯しながら、亡くなった父を、
お袋様に見とれながら、故郷の母を、思い出し、
チェンマイの夜は更けていった。

<−−−ああ、天国の親父様、広島のお袋様、、、
親不孝のバカ息子をどうかお赦し下さい−−−。>


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