2006年02月25日

荒川静香、祝トリノ金メダル!

日本にいる頃、NHKが大嫌いだった。

唯一見ていたのが、NHK大河ドラマだったが、
あの年末の紅白歌合戦でさえ、パスしていた。

懺悔の告白になるけれど、
東京での一人暮らしの18から25までの7年間、
ただの一度もNHK受信料を支払ったことがない。

時代は変わって、今、日本でも、
NHK受信料支払い拒否をしている人が増えているという。

しかし、ここタイでは、NHKに本当にお世話になっている。
一日中見ていても見飽きることがない。
何て何て良心的な番組を制作しているものかと、
感謝感謝で、ただただ沁み入るばかりである。

大石静さんの脚本が抜群に素敵な大河ドラマ「功名が辻」、
人間の生き様にスポットを当てたドキュメンタリー物、
自然の驚異など、スケールのどでかいノンフィクション物、
世界の津々浦々を描いた紀行物。
紅白歌合戦の何て艶やかで素晴らしいことよ。
単に中年になって、センチメンタルになったに過ぎないのか。
(NHKについては、いずれじっくり感想を書きたい。)

ただ、難点をいえば、受信料が少々というか、
かなり割高になることだ。

通常では、タイでUBCという衛星放送受信を契約すると、
例えば、CNNやBBCといった報道番組、
HBOなどの映画プログラム、
はたまた、種々の音楽やスポーツ番組等々が、
それこそ100余チャンネルにわたって、
24時間オープンされている。

このUBCの受信料が月々1500バーツ。
(だいたい4500円ぐらいか)
ただ、NHKを引くとなると、1番組のためだけに、
さらにオプションで1000バーツを支払わねばならない。

つまり、NHKを見るためには、
都合2500バーツ(約7500円)を費やすことになる。

このため、UBCを受信するようになって8年を数えるが、
NHKはだいたい1年おきに停止したり、繋げたりを、
UBCオフィスへの電話一本で繰り返している。

生活費節減のため、そろそろまた、
NHKの配信を取りやめようと思っていた矢先だった。
NHKニュースで、「荒川静香、金メダル」の速報が流れた。
熱いものが心の中を駆け巡った。

タイはご存知のように、雪が全く降らない国なので、
いわゆるウインタースポーツは流行らない。
それゆえ、トリノオリンピックの
しかも日本人選手の情報などほとんど入ってこない。

日本を離れているからであろうか、
とりわけ、世界を舞台にしたイベントでの
日本人の活躍が胸に沁みてたまらない。
こんなワスだって愛国精神の塊と化す。

NHKのトリノ速報にかぶりつきながら、
今の気持ちをうまく表現することができない。

ちょうど、タイムリーにも、
自分の気持ちを代弁してくれているかのような、
日本にいる弟からメールが入ったので、
彼の熱いメッセージを紹介したい。(弟よ許せ。)

<--- 金メダル世界一、なんと貴く重いものか。
メダルに全く手が届かなかった他の日本選手を誰が笑えようか。
誰が文句を言えようか。皆ベストを尽くし散ったのだ。

でもだからこそなおさら金メダルの価値がストレートに突き刺さる。
勝負を決めるフリー演技の前に伊藤みどりが言った。

「オリンピックは特別の舞台です。
何色のメダルでも簡単に取れません。
本当に本気で死ぬ気で金メダルを取りにいく決意がない限り、
銅メダルだって取れません。」

ワスはこの伊藤みどりのコメントを聞いて、
選手の演技が始まる前から、
不覚にもワンワン泣きじゃくってしまった。

もうそうなると敵味方もない 。一人ひとりの演技に泣けた。
ジャンプでミスしても笑顔で立ち上がる姿に泣けた。
皆栄光と挫折を繰り返し、
血を吐くような練習を積み重ねこの舞台へ来たのだ。

そして荒川 静香のなんと光輝いていたことか。
彼女の挫折、 冬の時代を知るだけにたまらなかった。
嗚呼 荒川 静香よ、、、

もっと早くリアルタイムで、感動を伝えたかったが、
そのまま大泣きしまがら出勤したので、メールする暇がなかった。 

もし惑い(彼はワスをこう呼ぶ)が、生でこの演技を観たとしたら、
きっと感じてくれただろうに、、、
倒れても立ち上がる強さを、誇りを、切なさを、そして、、、>


感じたよ、ワスもNHKで見て、遠いタイの地で、一人泣いたよ。
助作(ワスは彼をこう呼ぶ)よ、弟よ、
心に沁みるメッセージをありがとう。
そして、荒川静香様、熱い熱い感動を本当にありがとう。

NHK様様、こんな情けない視聴者のひとりではありますが、
しっかり受信料をお支払いしまして、
もう少し貴方様とお付き合いさせていただきます。
この記事へのコメント
こんにちは!Mikiです。

USBそんなに高いんですね!知りませんでした。日本のスカパーより高いじゃないですか!

荒川さんには私も感動しました。
そんな姿を見せてくれるNHKは海外にいると特にありがたみを実感しますよね。

私も世界旅行中、日本語放送を見たときは涙が出ました・・・
Posted by Miki at 2006年02月26日 11:35
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