2008年07月08日

「愛」と「哀」

「愛」と云う字面が好きだ、、、

「愛」の文字を繁々と眺めてみると、、、
不可思議な感傷が芽吹いてくる、、、

家族愛、自己愛、隣人愛、溺愛、偏愛、熱愛、性愛、、、

「愛」の概念は人、場、状況、タイミングによって、
微妙に違ったものに変容していくかもしれないけれど、

時代を超越して、形はなく、、、
それでいて、いろいろな色に染まってくる、、、

<<人を愛する>>

「恋」が一方的な己の思慕の情を押し抱くのに対し、、、
「愛」には、どこか、相手の気持ちを慮る究極の心遣いに似ている、、、



「哀」には、とてもいとおしいまでの切なさを伴う、、、

「悲しみ」は、客観的な心の痛みを示すように、、、
「哀しみ」には、胸の中に秘めた狂おしい想いが堰き止められている、、、

哀愁、哀願、哀憐、哀悼、哀哭、哀傷、哀惜、哀別、、、

いつ頃から、自分自身の中で、、、
「哀」と「悲」を区別して用いるようになっただろう、、、
「哀」には、その語感ゆえに、「愛」の響きを誘(いざな)う、、、

<<人を哀する>>


人を愛するが故に、哀しくなり、、、
哀しくなるが故に、人を愛する、、、

さすれば、愛と哀は、心の表裏一体なのかもしれない、、、

人に愛情を以って接し、時には哀情を覚え、、、
その哀情の迸りが、また、愛情の念に変わる、、、

人は、ひとりでは生きていけない、、、
ひとりでは生きていけないが故に、愛や哀が生じる、、、

愛すればこそ、哀し、、、
哀すればこそ、愛する、、、


目を瞑れば、「愛」の煌きが後から後から感情を覆い、、、
それは、やがて、諦念に似た「哀」の終焉に心を揺さぶられる、、、

「愛」と「哀」が、、、、
同時に逢い、同時に合いし、同時に遭いする、、、



嗚呼、愛よ、嗚呼、哀よ、、、

ワスを慈しんでほしい、、、

嗚呼、愛(哀)よ、、、

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