8月18日、、、
朝方、サンカンペンにある
チェンモードの工場の前の路地が、
再度、河べり状態になっていた。
ただ、水深が20cmぐらいで、
ギリギリ車で入っていけるようで、
工場の敷地内まで進んでいけないこともない。
翌日、秋冬物の最終出荷505pcsを控え、
この日、最後の追い込みに臨む。
同時に、訪マイ中のKさんご夫妻からのオーダー
帽子6種205pcsも、
翌日までに仕上げにかかる。
本来ならいつもギリギリまで、
配送の業者さんがピックアップに来る直前の直前まで、
作業納期に追われているところ、
今回、こんなことは初めてであるが、
秋冬物の梱包も、一日早く済み、
すでに大箱4つに納められ、出荷書類も整えられた。
Kさんの方も修繕を含めて、
急ぎ、全品仕上がり、
夕方6時前に直接お届けにあがる。
<嗚呼、、、ホッと一安心。。。>
次には、
9月1日の時節変わりで東武百貨店に納める分が、
大きなプレッシャーとなって残っている。
ただ、これまでの流れの中で、
順番に、それぞれ、残業や内職の形で、
かなりピッチをあげた結果、先の仕上がりもかなり早まった。
<嗚呼、DP、もう暫しお待ちを・・・>
スカス、、、
明けて、、、19日、日の出前。。。
街中やワスの住むハンドンはそうでもなかったけれど、
サンカンペンを強烈な雨が襲ったようだ。
工場近くに住む大カンチャナさんからコンタクトがあり、
工場が完全に水浸し状態になっているという???
唯一の男手であるターイ君も、朝の4時から工場に出て、
流れ出る水と格闘して、工場を守ってくれていた。
急ぎ、工場に向かう。
確かにスンゴイことになっていた。
車を工場からだいぶん離れた安全な場所に停車し、
腰まで浸かりながら、逆流に押し流されないように、
ソロリソロリと100m強の、
道というより河!?の中をつき進んでいく。
工場では、ほとんどのスタッフがすでに集まって、
防水作業にとりかかっていた。
濁流の勢いは衰えず、完全に床下浸水状態で、
急ぎ、ミシンや生地を全部高いところに移動させる。
去年も予期せぬ大きな洪水に一度襲われたけれど、
今日の規模は、まだ、それよりひどい。
電気は使えず、ネット回線もアウトで、
スタッフの皆も腰近くに浸かりながら、
歩いて工場までやってきて、水出しに作業にかかる。
今後の天候次第ではあるけれど、
これ以上、水かさが増えないと仮定して、
工場再稼動まで、2〜3日を要するだろうか???
さて、まさに不幸中の幸いだったのは、、、
一日早くKさんのオーダー分を前日に直接お届けし、
日本向けに梱包された大箱4箱も水に浸かる前に、
大カンさんの息子が車で、別宅まで移動してくれていた。
2011年度秋冬物の最終出荷も
19日中に、無事に発送できる見通し。
世界各地の異常気象に倣うべくでもなく、
ここチェンマイも、去年から今年のこの時期、
予期せぬ以上の雨量とそれに伴う洪水被害には、途方に暮れる。
どうしても自然には勝てないけれど、
何とか、早く、通常稼動に戻れるように、
スタッフ一同、力を合わせていきたい。
嗚呼。。。陸の孤島チェンモード・・・
嗚呼。。。洪水よ・・・洪水よ・・・
嗚呼・・・